芦屋から六甲最高峰へ ― 有馬温泉下山の冬山行

過去の山行

※この山行は過去の記録(2025年2月23日)のものです。


六甲山とは

六甲山は兵庫県神戸市の背後にそびえる山々の総称で、最高峰は標高931m。街からのアクセスが抜群で、ハイキングやトレイルラン、観光まで幅広く親しまれています。芦屋川駅から六甲最高峰を経て有馬温泉へ下るルートは、古くから人気の登山道で、都市と自然の近さを実感できる代表的コースのひとつです。


概要

2025年2月23日、相方と二人で六甲山に登りました。
きっかけは、新しく購入したスマートウォッチの試運転。GPS精度や使い勝手を実際に山で試してみたいと思い、アクセスの良い六甲山を選びました。

始発で芦屋駅を出発し、芦屋川からの定番ルートで六甲最高峰へ。雪が残る山頂を楽しんだ後は有馬温泉へと下山する計画です。

スマートウォッチは最初こそ操作に戸惑いましたが、スマホよりもGPSの精度が高く、行動ログが正確に残せました。そのおかげで山行中にスマホを見る頻度が格段に減り、快適に歩けました。


行動記録(2025/2/23・日)

行動スケジュール
6:38 芦屋川駅 → 7:18 高座ノ滝 → 7:51 風吹岩 → 8:41 雨ヶ峠 → 9:48 一軒茶屋 → 9:54 六甲山 → 10:27 一軒茶屋(昼食) → 12:01 有馬温泉(ゴール)
(合計約5時間22分・距離12.2km・登り1,107m / 下り698m・休憩28分含む)

芦屋駅から高座ノ滝へ

始発で芦屋駅に到着。街はまだ眠っているようで、人影もまばら。芦屋川沿いを進むとやがて高座ノ滝に着きました。ここからは岩場が続き、アスレチック感覚の登り。相方と「面白いな」と笑い合いながら進みました。

風吹岩から雨ヶ峠へ

風吹岩に着くと神戸の街と大阪湾が一望でき、朝の光に包まれる景色が広がっていました。ここで一息入れてから雨ヶ峠へ。勾配は増し、息が上がります。

雪の残る六甲山頂

一軒茶屋を経由して六甲最高峰へ。標高931mの山頂にはうっすらと雪が残り、冬山らしい表情を見せていました。動いている時はシャツ1枚で十分でも、立ち止まると冷気が身にしみます。

一軒茶屋でうどん

山頂を後にし、一軒茶屋小屋に降りて昼食。湯気の立つうどんが体を芯から温めてくれました。小屋の中はストーブが焚かれていて、外の寒さとの対比がなんとも心地よく、つい長居してしまうほどでした。

有馬温泉へ下山

下りは有馬温泉方面へ。道中には山頂よりも多く雪が残っており、滑らないよう注意しながら下りました。

正午過ぎ、有馬温泉に到着。本来なら温泉に浸かり、昼食を楽しむつもりでしたが、三連休中とあって観光客で大混雑。結局入浴も食事も諦め、そのまま帰路につきました。


まとめ

今回の六甲山行は、相方と歩いた冬の一日。岩場の登りはアスレチックのようで楽しく、雪の残る山頂や一軒茶屋小屋の温かさが印象的でした。スマートウォッチは操作に戸惑いながらも、GPS精度の高さを実感。山での実用性を確認できたことが大きな収穫でした。

このルートは始発で芦屋駅を出れば昼には有馬に下りられ、温泉に浸かってバスで梅田へ帰れるという効率の良さも魅力。人の少ない時期に改めて歩いてみたいと思いました。

また、芦屋駅から六甲山頂までのタイムは体力測定にも使われると聞きます。日本山岳会の記事によると次のようにランク付けされていました。

  • Aランク:3時間5分以内(夏のバリエーションや雪山一般ルートも問題なし)
  • Bランク:3時間5分~3時間35分(アルプスの無雪期一般ルートは問題なく登れる)
  • Cランク:3時間35分~4時間5分(低山ハイクは問題ないが本格登山は心許ない)
  • Dランク:4時間6分以上(低山でも心許ない)
登山に最も必要なのは技術ではなく体力であるー百名山を達成するイロハのイー | 公益社団法人日本山岳会
公益社団法人日本山岳会は、1905年に設立され、会員数 5000名余、全国に33の支部が有り、アルピニズムから日本的な山旅までの登山活動、高所医学の研究、自然保護活動、出版や講演啓蒙活動、社会貢献を多岐に進めています。

今回は相方と話しながら歩いたこともあり Bランク
次は本気で挑戦して、Aランクを狙ってみたい。

身近ながら挑戦心をくすぐる六甲山。冬の澄んだ空気と残雪の景色に、スマートウォッチの新しい相棒とともに登った一日は、良い思い出となりました。

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