金剛山さんぽ ― 朝のひと登り

過去の山行

※この山行は過去の記録(2025年4月20日)のものです。


金剛山とは

金剛山(こんごうさん/標高1,125m)は、大阪と奈良の県境にそびえる関西を代表する名山。年間を通じて多くの登山者に親しまれ、冬の樹氷や夏の避暑地としても有名です。修験道の歴史を持ちながら、現在は「日常に一番近い山」として、散歩感覚で訪れる人の姿も多く見られます。


概要

金剛山は、がっつり山登りを楽しむにはやや物足りない一方で、気軽に体を動かすにはちょうどいい山です。始発で行けば、朝のうちに登っても10時には帰宅してシャワーを浴びられるほどの近さと手軽さが魅力。

これまでいろいろなルートを歩いてきましたが、今は「百ヶ辻から登って千早本道で下る」この組み合わせがいちばんのお気に入りです。低山ゆえに夏は暑くて敬遠しがちですが、涼しい季節になれば何度でも訪れたくなる山。

この日は山頂で気温11℃。春の柔らかな空気にひんやりとした風が混じり、汗ばんだ体を心地よく冷ましてくれました。


行動記録(2025/4/20・日)

行動スケジュール
7:16 百ヶ辻登山口 → 8:08 金剛山山頂売店 → 8:12 金剛山山頂 → 8:51 千早本道登山口 → 8:56 金剛登山口バス停(ゴール)
(合計1時間39分・距離5.4km・登り542m / 下り663m・休憩なし)

百ヶ辻から登り始める

朝7時過ぎ、百ヶ辻登山口からスタート。序盤は舗装路を進み、徐々に山道に入ります。登山道は整備されていて歩きやすく、始発の時間帯だったこともあり、すれ違う人は少なく静かな登りとなりました。
およそ50分ほどで山頂まで登り切り、軽い運動としてもちょうどよい負荷を感じました。

山頂の空気

8時過ぎ、山頂へ。大阪平野を見渡す景色は春霞に包まれ、柔らかな印象でした。山頂広場に設置された温度計は11℃を指し、ひんやりとした空気が汗ばんだ体を優しく冷ましてくれました。

【写真:金剛山山頂石碑】
【写真:山頂に設置された気温計(11℃を示す)】

千早本道を下る

帰路は千早本道。王道の下山ルートとあって、登りに比べてすれ違う人が多く、一気ににぎやかさが増しました。延々と続く階段を下りながら、地元の人から観光客まで幅広い登山者と行き交い、金剛山の人気を改めて実感しました。

40分弱で登山口に到着し、そのまま千早のバス停へ。朝のうちに山行を終え、昼前には街に戻ることができました。


まとめ

金剛山は、身近でありながら自然の豊かさを感じさせてくれる山。がっつり登山というより、気軽な朝の運動に近い感覚で楽しめるのが魅力です。

「始発で登れば10時には家のシャワー」――そんな距離感が心地よく、日常の延長のように足を運べる場所。

さらに、南海電鉄から販売されている 「金剛山ハイキングきっぷ」 を使えば、往復の電車・バス込みで自宅からわずか1500円ほど。お得感もあって、より気軽さを実感できます。

このきっぷは前日までに購入が必要で、「朝起きてやっぱりやめた」という選択ができないのが難点ですが、むしろ行く覚悟が決まるという点ではメリットかもしれません。ちなみに、河内長野駅での食事割引券もついていますが、これまで一度も使ったことはありません。

今回は春のひんやりした空気を味わいながらの山歩きでした。次は秋の澄んだ季節に、またこのルートで訪れたいと思います。

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