🏔 山行記録:藤原岳〜竜ヶ岳〜三池岳(爆風と雪で撤退した鈴鹿セブンマウンテン縦走)

過去の山行

※この山行は過去の記録(2023年11月23日〜24日)のものです。


1日目(2023/11/23・木)

行動スケジュール
9:52 西藤原駅 → 9:57 藤原岳登山口 → 11:46 藤原山荘 → 12:00 藤原岳 → 12:38 多志田山 → 12:56 孫太夫山 → 13:23 治田峠 → 15:12 竜ヶ岳 → 15:46 かさね岩 → 16:15 石榑峠 → 18:17 三池岳 → 18:25 八風峠
(合計 8時間33分・距離 16.1km・登り2173m / 下り1378m・休憩43分)

鈴鹿セブンマウンテンを歩くため、始発で西藤原駅に到着しました。

鈴鹿山脈は夏場にヒルが多いと聞いていたため、これまでは足を運べずにいましたが、この季節なら安心です。

今回の目的は、年末に予定している乗鞍岳に備えて「爆風を体験すること」でした。予報では風速20m超え。緊張感を持ってスタートしました。

藤原岳までは登山道がよく整備され、山頂は広くて開放感がありました。

しかしその先は急な下りが続き、木に掴まりながら慎重に進みました。

竜ヶ岳に近づくと状況は一変。稜線は爆風にさらされ、体温が一気に奪われました。寒さを通り越して痛みを感じ、強風に身体を持っていかれそうになりながら進みました。

羽織るものはあったのですが、立ち止まる余裕がなく、そのまま歩き続けました。石榑峠で水を補給して小休止し、再び進みます。

18時過ぎ、八風峠に到着。爆風の中でツェルトを設営し、夜を迎えました。寝袋とダウンで寒さをしのぎましたが、風音が強く眠りは浅めでした。


2日目(2023/11/24・金)

行動スケジュール
6:23 八風峠 → 8:17 三池岳登山口 → 9:17 ゴール地点
(合計 2時間54分・距離 7.6km・登り27m / 下り903m・休憩30分)

翌朝、外に出ると一面の雪景色でした。冬装備を持っていなかったため、ここで撤退を決断しました。
【写真:雪の中のツェルト】

下山道は新雪に覆われ、足跡のない道を歩くのは爽快でした。危険箇所もなく、順調に三池岳登山口まで下りることができました。
【写真:新雪の下山道】

ただ、下山後はバス停が見つからず、町を1時間ほど歩き回ることに。最後まで気を抜けない山行となりました。


まとめ

当初は3日間の計画でしたが、想定外の雪で撤退となりました。鈴鹿の厳しさを体感できる山行となり、装備や判断の大切さをあらためて学びました。
藤原岳や竜ヶ岳の稜線は本来なら快適に歩けるはずですが、この日は爆風と寒さで厳しい表情を見せました。

今回の教訓は「山は想定以上の準備が必要」ということです。
また機会があれば、今度は最後まで歩きたいです。

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