3日目(水晶小屋に停滞)
2025/8/12(火)
この日は予定通りに進めず、まさかの停滞。
風速25mの予報が朝になっても変わらず、稜線歩きがメインの行程だったので、無理せずもう一泊することにしました。

(写真じゃ全然伝わらないけど、外はゴウゴウ吹き荒れてました)
ありがたいことに小屋は連泊割引をしてくれて助かった。
こんな爆風の中でも歩きに出た人、逆に小屋にたどり着いた人、それぞれ1人ずついたらしい。すごすぎる。
食事は軽量化のために持ってきた「うまかっちゃん」で済ませました。
これが山で食べると妙にうまい。
ただ、ここで決断。
日程的に雲ノ平と高天原温泉は諦めて、翌日は水晶岳をピストンしてから双六岳方面へ進むことに。
ちなみにこの大雨と暴風で、新穂高も上高地も入山規制がかかっていたそうです。
4日目(水晶小屋〜双六小屋)
2025/8/13(水)
この日の行程はこんな感じでした。
3:42 水晶小屋 → 4:20 水晶岳(南峰) → 4:25 水晶岳(北峰) → 5:24 水晶小屋 → 6:16 ワリモ岳 → 6:49 鷲羽岳 → 8:01 三俣山荘 → 8:35 三俣山荘テント場 → 9:19 三俣蓮華岳 → 10:02 丸山 → 10:55 双六岳 → 12:05 双六小屋 → 12:21 双六小屋テント場
(合計 9時間01分・距離 11.7km・登り926m / 下り1276m・休憩56分)
水晶岳ピストン
早朝、単独で水晶岳へピストン。
相方は「しんどいから待ってる」とのこと。
風はおさまっていたけど小雨と濃いガス。
ヘッデンを最大にしても視界は5mほどしかなく、途中で「ここで熊と出会ったら…」と頭をよぎって妙にビビる。
岩稜帯を登って水晶岳の南峰へ。真っ白で景色はゼロ。

さらに北峰へ向かうと、これがまた大変。
先が見えないから四つん這いで岩稜を登る羽目に。大キレットごっこみたいになってました。

下りで道を見失って、適当な岩場を降りたら石が崩れて弁当箱サイズが首に直撃。
頭じゃなくて本当に良かった…。
戻ってよく見たら安全ルートがあって、どうやら勝手にロッククライミングしてたみたいです。
戻るころには少し明るくなって、ようやく落ち着いて下山。
予定より大幅に遅れたけど、小屋に戻ると相方はのんきに小説読んでました。
鷲羽岳へ
準備をして改めて出発。まずはワリモ岳、まだ元気。

次は鷲羽岳。標高2924m、さすがに迫力ある。ここでもまだ元気。

鷲羽岳から三俣山荘に降りる急坂で、ようやくガスが晴れてきて感動。
裏銀座から槍ヶ岳まで続く稜線ルートが一気に見え、赤い屋根の三俣山荘も遠くに見えた。

三俣山荘で少し休憩。
水場で、大阪から担いできた水をようやく捨てて補給。寒さで思ったより飲んでなかったらしい。

双六岳へ
三俣蓮華岳はガスが晴れて気持ちよく登れた。
登りはしんどかったけど、相方とくだらない話をしていたらあっという間。

次は丸山。稜線歩きでアップダウンも少なく快適。
「丸山」って全国にあるから名前だけで親近感がわくけど、ここは頂上の表記なし。気がついたら通過してました。
そのまま歩いていたら、気づけば双六岳。

双六小屋テント場
一服してからひたすら下る。
双六小屋はずっと見えているのになかなか近づかず、最後の最後でストックが1本折れた。
まだ1年も使ってないのにショック…。
昼過ぎに双六小屋に到着し、ようやくテント泊。
ただし電波が入るはずのドコモ回線は圏外。水を汲んだあと、電波を求めて双六岳方面へ歩いてみたりしながら夕方まで過ごした。

夕方にはスカスカだったテント場がそこそこ満員に。
新穂高から天気を見て入山してきた人たちだろう。
私たちみたいに「雨でも突っ込むタイプ」とは違って、大人の判断ができる人たちだ…。
夜は安定のうまかっちゃん。
やっぱりテント泊は落ち着く。
スマートウォッチの記録
この日のトレーニング負荷は、初日や2日目と同じくらい。
内容は全然違うのに、数字だけ見ると不思議とバランスが取れているっぽい。
なんだかんだ、スケジュール配分はうまくいってるようです。

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