裏銀座5日目(双六小屋〜槍平小屋)

山行

5日目 2025/8/14(木)

裏銀座最後のピーク、槍ヶ岳に登る日。

3:11 双六小屋 → 3:45 樅沢岳 → 4:38 硫黄乗越 → 5:28 左俣岳 → 7:05 千丈沢乗越 → 7:59 槍ヶ岳山荘 → 8:42 槍ヶ岳 → 9:58 槍ヶ岳山荘テント場 → 10:05 飛騨乗越 → 13:09 槍平小屋テント場 → 13:11 槍平小屋
(合計 10時間10分・距離 12.8km・登り1540m / 下り1807m・休憩44分)


暗闇のスタート

今日は晴れて暑くなりそうだったので、2時前に起床。
軽く朝ごはんを食べてテントを畳み、まだ真っ暗な3時過ぎに双六小屋を出発した。

最初のピーク、樅沢岳に到着。…正直、特に印象は残ってない。

さらに進み、左俣岳あたりで夜が明ける。
振り返ると雲が切れて、歩いてきた稜線と双六小屋がはっきり見えた。
暗闇の中でかなり歩いていたことを実感する瞬間だった。


西鎌尾根を登る

前方にはゴツゴツとした西鎌尾根。けれど槍の穂先はまだガスの中。
「登る頃には晴れてほしい」と思いながら、ひたすら足を進める。

岩場の登りが続き、日陰は涼しいけど日なたは暑い。
人も増えてきて、稜線は少し賑やかになった。

「前に槍穂縦走したときもここ歩いたけど、こんなに大変やったっけ?」と思いながら、淡々と登る。


槍ヶ岳へ

高度を上げると飛騨乗越への道が見えてきた。壁のような斜面にジグザグの登山道。
「3か月前、ここ雪の中直登したんやなぁ…」と思い返す。今はもう無理だ。

ガスに包まれながら槍ヶ岳山荘に到着。自販機のコーラで休憩したあと、この山行最後のピークへ向かう。

今回は新調した360度カメラを試してみたくて、ヘルメットにチョンマゲみたいに取り付けて撮影。
結果は、ただ岩場を登っているだけの映像に相方とのくだらない会話が録音された、謎の動画になっていた。撮影も編集も難しい。

それでも無事に登頂。これで槍ヶ岳は4回目。
ここまでガスが濃いのは初めてで、逆に新鮮だった。


槍平小屋へ

山荘に戻り、飛騨乗越から新穂高方面へ下る。
斜面は急で、太陽も昇ってきて日差しは強烈。早出したのに、結局暑さにやられる。

だらだら下って槍平小屋に到着。
本当は河原にテントを張りたかったけど、ちょうど荷揚げのヘリが来るとのことで待機。
川に足を入れてみたら、氷水みたいに冷たくてしばらく遊んでしまった。

ヘリは一向に来ず、結局デッキにテントを設営。
相方はというと、ここでまさかの行動。
「今日はマットと寝袋だけで寝るわ」 と強気モード。
ここまで「高いところは怖い」と言って全部小屋泊だったのに、なぜかここではワイルド化。
そのギャップにちょっと笑ってしまった。


星空と流星群

360度カメラでどうしても試したかったもう一つが星空撮影。
夜は雲が抜けて満天の星。月の出は遅めで、ちょうどペルセウス座流星群の直後という最高の条件。
人が来ない場所にカメラを設置して放置。寝袋に入りながら流れ星を眺め、静かに一日を終えた。


スマートウォッチの記録

登りも下りも多くて「今日はかなり大変だったな」と思ったのに、スマートウォッチのトレーニング負荷はなぜか今回の山行の“平均値”。
体が慣れてきたのか、それとも時計が大雑把なのか…。なんとも不思議な評価で締めくくられた1日だった。

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