はじめに
登山といえばレインウェア。私も長いこと「雨=レインウェア一択」でした。
でも実際に着てみると……暑い。特に夏場はサウナスーツ状態で、汗で中がびしょ濡れ。
雨が止んだら止んだで脱ぐのが面倒。これを何度も繰り返すのは正直しんどい。
そんな時に出会ったのが、**モンベルの「ロングテイル トレッキングアンブレラ」**でした。
「軽量で、ザックまで覆える傘」というコンセプトが気になって導入してみたのです。

基本スペック
- 製品名:ロングテイル トレッキングアンブレラ(Montbell)
- 重量:約152g
- サイズ:直径92cm、後ろが長めの非対称デザイン
- 折りたたみ時の長さ:約26.5cm
- 素材:20デニール・ポリエステル(撥水加工)、カーボン骨
- カラー展開:ブルー、ダークグレー、オレンジ
軽量で持ち運びやすく、背中側の布が長いおかげでリュックもカバーできるのが大きな特徴です。
実際に使ってみた
レインウェアと傘の使い分け
強風の稜線ではレインウェア。
でも林道や森の中の登山道なら、この傘が圧倒的に快適でした。
大峯奥駈道を歩いたときも傘を活用しましたが、レインウェアの中が蒸れることなく、快適に歩けました。
大体晴れの日を狙って登山しているので、実際に雨で使う場面は少なめですが、日傘としての出番が意外と多いです。
影のない場所で休憩するとき、傘を広げるだけで小さな木陰ができる。これが本当にありがたい。
夏の釣りでもよく使っていて、「登山用だけど普段使いにも便利だな」と感じています。
携行性と扱いやすさ
折りたたみ時の長さは26.5cm。私はザックのサイドポケットに差して持ち運びています。
重量も軽いので、ほぼ常に忍ばせています。普段の通勤カバンには、ノーマルのモンベル傘を入れていて、使い分けしています。
ただし形が非対称(ロングテイル)なので、綺麗にたたむのは正直難しいです。
実際モンベルの店員さんも「これ綺麗に畳むのは難しいんですよ」と言っていたくらい。畳むのにちょっとした“コツ”が必要です。

修理対応について
一度、山行中に東屋で傘を干していたとき、釘に引っかけて破ってしまったことがあります。
「もうダメか…」と思ったのですが、モンベルに修理をお願いしたら、対応が早く、1000円ちょっとで復活しました。
また安心して使えるようになり、サポートのありがたみを実感しました。
メリットとデメリット
この傘の良さは、何よりもザックごと覆って濡れにくいこと。さらに軽量で常に携帯できるので、林道や森の中での雨にはとても頼もしい存在です。レインウェアと違って蒸れず、快適に歩けるのも大きなメリット。加えて、日傘として使えるので夏場や休憩時にも重宝します。サポートも充実していて、破損しても修理して長く使える点も安心です。
一方で、やはり強風には弱いのが難点です。稜線では素直にレインウェアを使うしかありません。さらに、非対称形状のために畳みにくく、収納時に少し手間取るのも気になるところ。両手が塞がるので、地図を見たり行動食を取り出したりするには不便さもあります。
まとめ
登山で「傘?」と思う人も多いと思います。私もそうでした。
でも実際に使ってみると、レインウェアにはない快適さがあるし、日傘や普段使いでも活躍してくれる。
もちろん稜線の爆風ではレインウェア一択ですが、林道や森の中では「傘」という選択肢はかなりアリです。
修理も効くので長く使えますし、1本持っておくと山でも街でも便利。
雨の日の億劫さを少しでも減らしたいなら、モンベルのロングテイル トレッキングアンブレラはおすすめできる一本です。


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