MOUNTAIN GOURMET LAB. 第一弾まとめ|「代用品じゃない山ごはん」で幕営地の時間が変わる

山の食事

「山でも街中と変わらないグルメを、複雑な調理なしで食べたい」。
そのニーズに刺さる MOUNTAIN GOURMET LAB.(MGL) を、登山の現場目線でまとめました。まずは3品のスペックを俯瞰し、味の傾向と作りやすさを押さえたうえで、実地レビューと“山で扱いやすくするコツ”へつなげます。


概要(スペック比較)

メニュー価格内容量できあがり量(目安)熱量ひとことメモ
鶏と舞茸のシェリー煮込み(リゾット仕立て)¥1,98090g約330g318kcal舞茸×鶏の旨みをシェリーの酸と香りで締める“沁みる系”。就寝前にも重すぎない。
タケノコと柑橘のグリーンカレー¥1,980111g約350g575kcal筍と豚ひきに柑橘の大ぶりスライス。清涼感で味覚リセット、最後まで飽きにくい。
ラムと豆のトマトシチュー(ブルグル入り)¥1,68085g約325g241kcalブルグルのプチプチとトマトのコク。中東×アフリカン×フレンチの旅情。
出典:MOUNTAIN GOURMET LAB. 公式サイト

「地上でも最高で美味しいものを山で。究極の食体験が得られる山ごはん」
テント内で1人で食べる時でも、この写真どおりの“ごちそうの気分”で味わっています。
あとこのイメージ画像大好き。

マウンテングルメラボ 鶏と舞茸のシェリー煮込み(リゾット仕立て) MOUNTAIN GOURMET LAB. Chicken and Maitake Mushrooms in Sherry Stew 食品 ごはん 山飯 1人前 1食 ギフト プレゼント 保存食 常温 食事 お湯だけ 登山 キャンプ アウトドア

味の傾向/レビューの要点

鶏と舞茸のシェリー煮込み(リゾット仕立て)

クリームの円やかさに舞茸の香り、そしてシェリー(ワイン)由来の軽い酸と香りが後味を整えます。
ピンクペッパーは主張しすぎず、鶏肉の存在感はしっかり。
約300g超にふくらみ、満足密度が高いのに“重すぎない”ため、一日の〆に気持ちよく収まります。

タケノコと柑橘のグリーンカレー

ココナッツのコクとスパイスの辛味の上に、大ぶりの柑橘スライス(長門ゆずきち/ライム系)が弾ける清涼感とほろ苦さを付与します。
味覚リセット効果で食べ飽きにくく、行動中ランチでもスプーンが止まりません。
辛さは“強すぎず”で、幅広く食べやすい印象です。

ラムと豆のトマトシチュー(ブルグル入り)

これはまだ食べていないため、印象はあっさりとだけ書いておきます。
トマトの酸と甘みにラムのコクと豆の旨みが重なり、ブルグル(デュラム小麦のひき割り)のプチプチ食感がリズムを作る、と説明されています。
プラムの甘酸っぱさがアクセントに入り、家庭では出しにくい“中東×アフリカン×フレンチ”のニュアンスが立つとのこと。次の山行で開けるのが楽しみです。


作り方(山での使い勝手)

手順はどれも共通で、クッカーに中身と水(目安 250ml)を入れて軽く混ぜ、火にかけて沸騰 → 火を止めてフタをして15分蒸らすだけです。
蒸らし明けに底からよくほぐすと、芯っぽさのない均一な仕上がりになります。

袋調理にも対応しており、内側の目印線まで熱湯 → 約15分で完成します。
非常時は水戻し 3〜5時間でも可とされており、燃料がシビアな状況のバックアップになります。
フライパンでの調理も可能ですが、径が大きいと水分が飛びやすいので、火力と撹拌で調整するのが安全です。


実地レビュー(私の経緯とファーストインプレッション)

以前はアルファ米とインスタントラーメンで回していました。
最初は良かったのですが、回数を重ねるにつれて、夕食が「美味しく食べる時間」ではなく「必要エネルギーを摂る作業」になっていきました。

そこで味の満足度を上げようと、ここ数年は東洋水産の中華風おこわをモーリアンヒートパックで温めるスタイルに。
これは確かに美味しく、クッカーを使わないのでラーメンと同時進行もしやすいのですが、どうしても重くて嵩張る
さらにヒートパックがうまく当たらないと温まり切らず、ボソボソで残念な仕上がりになることもありました。

そんな中で目を付けたのが MOUNTAIN GOURMET LAB. です。
発売前から「美味しそうだな」と注目していたものの、1つ2000円・1万円未満は送料ありという条件があり、手軽には試せず見送っていました。
最近、大阪駅で一時販売があると聞き、第一弾の3種を購入。店頭でスタッフの方と話すと、私の少し前にも同じ理由で買いに来た方がいたそうで、
「分かる人には刺さるアイテムなんだな」と実感しました。

テント泊でまず開けたのは鶏と舞茸のシェリー煮込み
想像以上に美味しく、ピンクペッパーの軽い刺激が良いアクセントになって、素直に感動しました。
タケノコと柑橘のグリーンカレーは“カレー感”は控えめに感じたものの、ゆずの酸味と筍の食感のコントラストが心地よく、スプーンが止まりません。
どちらも食べ終わったクッカーで続けてラーメンを作ると、残った旨味がスープに移って、とても美味しい“二度目のご褒美”になりました。
ラムと豆のトマトシチューは未体験なので、次の山行で開けるのを楽しみにしています。


山で扱いやすくするコツ(段取りと仕上げ)

クッカーを使う前提だと、ラーメンと同時調理は不可です。
同時進行したい日は、袋調理対応のメニューを選ぶと段取りが楽になります。
沸騰後に15分放置する工程は、厳冬期だと冷めやすいのが悩みどころ。
弱火でコトコト保温する、あるいはコジーやジャケットで包むと、仕上がりが安定します。

仕上げのひと手間として、リゾットには粉チーズを少量グリーンカレーにはカシューナッツや乾燥ハーブをひとつまみ
荷物にほぼ影響しない軽さで、満足度が目に見えて上がります。
食後の“追いラーメン”は、クッカーの旨味をフル活用できるのでおすすめです。麺を入れて沸かすだけで、もう一杯の幸せが手に入ります。


いまの評価と次の一歩

正直、美味しすぎてたまに普段でも食べたくなるレベルです。
ただ、1食2000円は日常使いには高すぎて、さすがに我慢するしかありません。
だからこそ、山で食べる一食の価値がぐっと上がると感じています。

MOUNTAIN GOURMET LAB. の掲げる
地上でも最高で美味しいものを山で。究極の食体験が得られる山ごはん
という謳い文句には、今のところ偽りなしです。

欠点は、クッカー同時調理の難しさ・冬の放置で冷めやすい点・価格と入手性のハードルです。
それでも、幕営地の時間が“特別な時間”に変わるリターンが勝っています。
しばらくは MOUNTAIN GOURMET LAB. を相棒に山へ行くつもりです。
次は**「山椒七味香る豚汁雑炊」**を試してみたいですし、大阪でももっと気軽に買えるようになることを切に願っています。
そして、今後の味の展開もとても楽しみです——新作が出るたびに、また山へ持って行きたくなるはず。

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