お盆休みまで、あと1か月。
まだ夏山には登っていないのに、この時期になると、なんとなく落ち着かなくなる。
夜行バスの予約が始まるからだ。
夏山へ向かう夜行バスは本数が限られていて、お盆ともなると予約開始日に埋まる便も珍しくない。
しかも予約開始は平日の昼間。
仕事中は予約できない。
昼休みに予約サイトを開いた頃には、もう満席だった。
ここからキャンセル待ちの日々が始まる。
私がよく使う発車オーライネットは毎晩メンテナンスがある。
だから空席を確認できるのは、メンテナンスが終わる朝5時から。
この時期だけは、朝起きて最初に見るのは天気予報じゃない。
眠い目のまま予約サイトを開くのが、毎朝の習慣になる。
今日も満席。
スマホを閉じて、もう一度布団に入る。
そんな朝を何日も繰り返す。
ある日、ようやく空席を見つける。
急いで人数を入力して、座席を選んで、決済画面まで進む。
ここまで来ると、少しだけ安心する。
でも最後に表示されるのは、「満席になりました」。
数秒前まで空いていた席が、決済している間に誰かへ取られてしまう。
あれは何度経験しても、がっかりする。
一人なら、まだ何とかなる。
でも友人と行くとなると難易度は一気に上がる。
並び席なんて望まない。
バラバラでもいいから、全員分の席が取れれば十分だ。
それでも少し欲を言えば、前後で席を取りたい。
一番後ろなら後ろを気にせずシートを倒せるし、前後なら休憩の時も声を掛けやすい。
逆に避けたいのはトイレの近く。
夜中に人が通るたびに目が覚める。
翌日は長い時間歩くことも多いから、座席の場所まで気にしてしまう。
ようやく予約が取れたら、有休を申請する。
装備を準備して、食料を買って、ようやく山へ行く準備が始まる。
でも最後まで思いどおりにならないものがある。
天気だ。
毎朝5時に起きて、何日も予約サイトに張り付いて、ようやく取った一席。
それでも雨予報ならキャンセルする。
ここまで準備しても山へ行けない年もある。
少し残念だけど、山は逃げない。
そう思って予定を閉じる。
そして翌年になると、また予約開始日を調べている。
夜行バスを予約するだけなのに、毎年こんなに苦労する。
それでも今年も、朝5時に予約サイトを開いている。

コメント
そんなに争奪戦なのかにゃん🐱
知らなかったにゃん🐱
今年のお盆の大阪から上高地の夜行バスは、開始1分で埋まってるよ
マジかにゃん🐱
もっとバスの本数を増やせばいいにゃん😽
一時間に一本くらい