登山の救急セットは、いつもザックに入れています。
ただ、正直に言うと、毎回ちゃんと中身を確認しているわけではありません。
水の量は見る。
ヘッドライトも見る。
モバイルバッテリーも気にする。
行動食も、一応確認する。
でも救急セットは、いつものポーチをそのままザックに入れて終わりになりがちです。
「いつものやつが入っているから大丈夫」
そう思っていました。
でも、あらためて中身を広げてみると、けっこう雑でした。
使うもの。
使ったことがないもの。
救急というより下山後用のもの。
なんとなく不安で入れているもの。
いろいろ混ざっています。
救急セットは、使わないのが一番いい装備です。
ただ、使わないからこそ、中身が古くなっていても、今の山行に合わなくなっていても、気づきにくい。
なので一度、自分の救急セットをちゃんと見直してみることにしました。
山に持っていく小さなポーチの中には、自分が山で困ったことや、少し不安に思っていることが、そのまま入っているのかもしれません。
- 先に注意書き
- ポーチは、ひと目で救急セットと分かるものにしている
- 目的は、完璧な治療ではなく「人がいるところまで動くこと」
- いま入れているものを、ざっくり分類してみる
- テーピング用テープは、かなり頼っている
- 出血用に、滅菌ガーゼを追加したい
- 脱水時用に、経口補水パウダーも入れたい
- 大きめの防水傷パットは、かなり使いやすい
- ハサミは小さいけれど、ないと困る
- 予備のコンタクトは、かなり現実的な保険
- カロナールは、痛み止めとして入れている
- 睡眠薬は、山というより移動用
- ケアセモとProtect J1は、かなり使っている
- ムヒアルファEXと日焼け止めも、かなり現実的
- 石鹸、化粧水、歯ブラシは、救急ではないけれど入っている
- 糸楊枝は、軽いから残している
- ライター、パラコード、ダクトテープ、修理セットは修理・予備枠
- 太田胃散、綿棒、芍薬甘草湯、求心は外してもよさそう
- 残したいものもはっきりした
- 分けるなら、三つに分けたい
- まとめ:救急セットは、自分の山で困ったことの寄せ集めだった
先に注意書き
この記事は、医療者でも救急の専門家でもない自分が、一応調べながら「自分の山行では必要そう」と思ったものを入れている救急セットの話です。
なので、これが正解というわけではありません。
あくまで、登山をする一人の装備例として見てもらえればと思います。
登山のファーストエイド紹介を見ると、三角巾、手袋、包帯、ピンセットなどをすすめている記事もあります。
たしかに、必要な場面はあるのだと思います。
ただ、自分の場合、緊急時にそれらを適切に使いこなせる自信があまりありません。
持っているだけで安心して、実際には使えない。
それはそれで少し怖いです。
なので今は、「自分が使い方をイメージできるもの」「実際に使ったことがあるもの」「人がいるところまで何とか動くために必要そうなもの」を中心に入れています。
三角巾や包帯、手袋、ピンセットなどは、今後ちゃんと勉強して、使い方が分かってきたら追加するかもしれません。
救急セットは、一度決めたら終わりではなく、自分の知識や山行スタイルに合わせて少しずつ変えていくものだと思っています。
ポーチは、ひと目で救急セットと分かるものにしている
救急セットのポーチは、deuterのファーストエイド用ポーチを使っています。
赤いポーチで、見た目にも救急セットだと分かりやすいものです。
これは大事だと思っています。
自分だけが分かる小袋に入れておくより、他人が見ても「これは救急セットだ」と分かるほうがいい。
もし自分が動けなくなったとき。
誰かにザックの中を探してもらうとき。
「赤い救急セットのポーチ」と言えるほうが早い。
山では、自分で全部できるとは限りません。
普段は自分で使う前提ですが、いざというときに他人が見ても分かる入れ物にしておくのは、かなり意味があると思っています。
救急セットは、中身だけではなく、入れ物も大事です。
目的は、完璧な治療ではなく「人がいるところまで動くこと」
自分の救急セットの目的は、怪我をしたときに何とか人がいるところまで動けるようにすることです。
山の中で完璧に治すためのものではありません。
もちろん、救急セットがあれば何でも解決できるわけではありません。
大きな怪我や本当に危ない状況なら、無理に動かず救助を呼ぶ判断も必要です。
ただ、山では小さな怪我や不調でも、歩き続けるのがかなりしんどくなることがあります。
靴擦れ。
水ぶくれ。
足の痛み。
股ズレ。
虫刺され。
コンタクトのトラブル。
脱水気味のしんどさ。
一つ一つは大げさではなくても、長く歩く山ではかなり効いてきます。
だから、自分の救急セットは「山の中で何とか治すため」というより、「下山するまでの不調を少し減らすため」のものです。
人がいるところまで動く。
安全な場所まで行く。
下山まで悪化させない。
そのための小さな道具をまとめています。
いま入れているものを、ざっくり分類してみる
いまの救急セットの中身を、ざっくり分けるとこんな感じです。
怪我をしたときに使うもの
- テーピング用テープ 4枚
- 大きめの防水傷パット
- ハサミ
追加しようと思っているもの
- 滅菌ガーゼ
- 経口補水パウダー
目のトラブル用
- 予備のコンタクト 両目分
- コンタクトレンズケース
- コンタクト液
体調不良に関係するもの
- カロナール
- 睡眠薬
- アリナミンEX プラスα
皮膚・虫刺され・股ズレ対策
- ケアセモ
- Protect J1
- ムヒアルファEX
- 日焼け止め For fam
- 化粧水
泊まりや下山後に使うもの
- 石鹸
- 歯ブラシ
- 糸楊枝
火・修理・念のため枠
- フリントロック式ライター
- パラコード10m
- ダクトテープ
- マットの修理セット
外そうかと思っているもの
- 芍薬甘草湯
- 求心
- 太田胃散
- 綿棒
こうして分けてみると、かなりごちゃ混ぜです。
怪我の処置に使うもの。
体調不良に備えるもの。
コンタクトの予備。
股ズレ対策。
下山後の風呂用。
装備の修理用。
なんとなく念のため入れていたもの。
全部まとめて「救急セット」と呼んでいましたが、実際にはかなり幅があります。
きれいに整ったファーストエイドキットというより、自分が山で困ったことや、不安に思ったことが、少しずつポーチに溜まっていった感じです。
テーピング用テープは、かなり頼っている
救急セットの中で、かなり大事にしているのがテーピング用テープです。
折りたたんだものを4枚入れています。
腕や足を固定するためです。
少しの捻挫なら、テーピング用テープの巻き方で歩きやすさがかなり変わることがあります。
もちろん、無理をして歩くためのものではありません。
ただ、山の中で足首を少し痛めたとき、そこから下山しないといけない場面はあります。
そういうときに、テーピング用テープがあるかどうかは大きいです。
何度か試行錯誤して、多少の捻挫なら問題なく歩けるようになる巻き方も、自分なりに少し分かってきました。
テーピング用テープは少しかさばります。
でも、これは外しにくいです。
使用頻度だけで考えると、毎回使うものではありません。
でも、必要になったときの意味が大きい。
救急セットの中には、こういう「普段は使わないけれど、外せないもの」があります。
出血用に、滅菌ガーゼを追加したい
今回見直していて、足したほうがいいと思ったのが滅菌ガーゼです。
今の救急セットは、靴擦れや水ぶくれ、捻挫への対応はそこそこ意識しています。
でも、出血したときの備えが少し弱い気がしました。
大きめの防水傷パットはあります。
ただ、傷の場所や出血の程度によっては、まずガーゼで押さえたい場面もありそうです。
山で転んだり、岩や枝で切ったりすることはあります。
小さな擦り傷なら防水傷パットで足りるかもしれません。
でも、少し出血があるなら、滅菌ガーゼを入れておいたほうが安心です。
これは追加したいです。
救急セットを軽くする話ではありますが、足りないものを足す見直しも必要だと思いました。
脱水時用に、経口補水パウダーも入れたい
もう一つ追加したいのが、経口補水パウダーです。
脱水気味になったとき用です。
夏山や長時間行動では、水を飲んでいても、なんとなく体が重くなることがあります。
汗をかく。
塩分も抜ける。
食欲も落ちる。
水だけ飲んでも戻りきらない感じがある。
そういうときに、経口補水系のものがあると助かるかもしれません。
もちろん、これがあれば脱水をどうにかできるという話ではありません。
本当に危ない状態になる前に、そもそも水分や塩分をちゃんと取るほうが大事です。
でも、しんどくなってから少し立て直すための選択肢として、軽いパウダーを入れておくのは悪くなさそうです。
ペットボトルの経口補水液を持つと重いですが、パウダーなら軽い。
これは救急セットに入れておきたいと思いました。
大きめの防水傷パットは、かなり使いやすい
大きめの防水傷パットも入れています。
これはかなり実用的です。
防水で厚めなので、傷だけでなく、靴擦れや水ぶくれにも使えます。
足にできた水ぶくれは、かなり面倒です。
小さな絆創膏では足りないこともあります。
防水傷パットなら、ハサミで切って大きさを調整できます。
かかと。
指の横。
足裏。
擦れる場所に合わせて使えるのが良いです。
山では、小さな痛みがずっと続くのがしんどいです。
歩くたびに痛い。
下山まで気になる。
気にして歩くから、余計に疲れる。
そういう小さな不調を抑えるために、大きめの傷パットはかなり役に立ちます。
これは今後も残したいです。
ハサミは小さいけれど、ないと困る
ハサミも入れています。
テーピング用テープを切る。
バンドエイドを切る。
傷パットを切る。
ガーゼを扱う。
使い道は地味ですが、ないとかなり困ります。
テーピング用テープを手でちぎるのは面倒です。
きれいに切れないし、焦っていると余計にうまくいきません。
雨の日。
寒い日。
手がかじかんでいるとき。
そういう状況で、ハサミがあるかどうかはけっこう大きいです。
救急セットは、処置するものだけでは足りません。
それを使える形にする道具も必要です。
ハサミはその代表だと思います。
予備のコンタクトは、かなり現実的な保険
予備のコンタクトは、両目分を入れています。
これは、落としたとき用です。
コンタクトは、山ではかなり大事です。
視界が悪くなると、歩くのが一気に怖くなります。
足元も見づらいし、岩場や樹林帯ではかなり不安です。
片方だけでも落とすと、距離感が変になります。
普段の生活なら何とかなるかもしれません。
でも山では、視界の不安はそのまま行動の不安につながります。
だから、予備のコンタクトは外せません。
コンタクトレンズケースも入れています。
中にはコンタクト液も入れています。
これは救急というより、自分にとっては行動不能を防ぐための装備です。
怪我ではないけれど、見えないと歩けない。
そう考えると、かなり重要です。
カロナールは、痛み止めとして入れている
カロナールも入れています。
痛み止めとしてです。
山で痛みが出ると、かなり気になります。
足の痛みでも、頭痛でも、体のどこかが痛いだけで集中力は落ちます。
長い山行では、そういう小さな不調がじわじわ効いてきます。
もちろん、痛み止めがあるから無理をして歩く、という話ではありません。
痛みが強いなら、そこで行動を止める判断も必要です。
ただ、下山までのあいだに少しでも状態を落ち着かせたい場面はあります。
自分にとっての救急セットは、一般的な怪我への備えだけではありません。
自分の体調や、山で起こりやすい不調に合わせた備えでもあります。
カロナールは、その意味では残しておきたいものです。
ただ、薬は何でも入れればいいわけではありません。
使い慣れているか。
飲んで問題がないか。
眠気や副作用がないか。
他の薬と一緒に使っていいか。
そのあたりは、ちゃんと確認しておきたいです。
睡眠薬は、山というより移動用
睡眠薬も入れています。
これは夜行バスなどで眠れるようにするためです。
山の中で使うというより、移動用です。
夜行バスで眠れないと、翌日の行動がかなりしんどくなります。
寝不足のまま歩くのは、単純に危ないです。
だから、これも広い意味では山行のための装備です。
ただし、救急セットに入れるべきかは少し迷います。
山で怪我をしたときに使うものではありません。
どちらかというと、移動用の薬です。
薬は特に、何がどこに入っているか分かるようにしておいたほうがいいと思います。
救急セットの中に入れるなら、他の薬と混ざらないようにしたいです。
ケアセモとProtect J1は、かなり使っている
アセモの塗り薬は、ケアセモを入れています。
股ズレしたときに塗ります。
これはかなり使っています。
毎回股ズレするので、しょっちゅう使っています。
メンソールが入っているので、塗るとスッとします。
股ズレしている場所が、かなりはっきり分かります。
塗ったらすぐ治る感覚があります。
救急セットの中では、かなり使用頻度が高いものです。
山での不調は、怪我だけではありません。
股ズレもかなり嫌です。
歩くたびに気になる。
汗をかくとしみる。
長時間行動だと、どんどん不快になります。
Protect J1も入れています。
これは股ズレ予防です。
塗っていると、だいぶ違います。
股ズレは、なってから対処するより、なる前に防いだほうが楽です。
長く歩く日。
汗をかく日。
夏山。
距離が長い日。
こういう日は、予防しておく意味がかなりあります。
ケアセモが「なった後」なら、Protect J1は「なる前」。
この二つは、自分の中ではセットに近いです。
こういう小さな肌の不快感をちゃんと減らせると、山の後半が少し楽になります。
ムヒアルファEXと日焼け止めも、かなり現実的
ムヒアルファEXも入れています。
虫刺され用です。
山では虫刺されも地味に嫌です。
かゆい。
腫れる。
気になる。
集中力が落ちる。
特に夏の山や低山では、虫対策はかなり大事です。
虫刺されは大きな怪我ではありません。
でも、放っておくとずっと気になります。
ムヒアルファEXは、かなり実用寄りです。
日焼け止めは、For famのアウトドアUVミルクを入れています。
肌に優しくて、虫よけ効果もあるらしいので使っています。
日焼け止めは、山ではかなり大事です。
夏山や稜線では、思っている以上に焼けます。
首や顔、手の甲が焼けると、下山後もけっこう残ります。
これも救急セットというより、予防のためのものです。
日焼けしてから化粧水を塗るより、まず焼けないようにする。
そう考えると、日焼け止めはちゃんと取り出しやすいところにあったほうがいいかもしれません。
救急セットに入れておくと、ザックの奥に入ってしまうことがあります。
使うタイミングを考えると、別の場所でもいいかもしれません。
石鹸、化粧水、歯ブラシは、救急ではないけれど入っている
石鹸も入っています。
ホテルでもらった小さいやつです。
これは完全に帰りの風呂用です。
救急セットなのかと言われると、少し違います。
化粧水も入っています。
これもホテルでもらった小さいやつです。
帰りに日焼けしていると便利です。
夏山や稜線を長く歩いた日は、顔がかなり焼けます。
風に当たったあとも、肌がひりつくことがあります。
そういうときに、化粧水があると少し助かります。
山では汗をかいて、日差しを浴びて、風にも当たります。
下山後に顔を洗って、少し肌を整えられるだけで、気持ちも少し落ち着きます。
歯ブラシも入れています。
ポーチに入らないので、柄を少し切りました。
寝る前と朝に使います。
これはテント泊や夜行バスのときに必要です。
日帰りならいらないかもしれません。
でも、泊まりがある山行では、歯を磨けるかどうかで気分が変わります。
このあたりは救急というより、生活用品です。
便利ではあります。
でも、怪我をしたときにすぐ使うものと、下山後や泊まりで使うものは、分けてもいいかもしれません。
糸楊枝は、軽いから残している
糸楊枝も入れています。
歯のつまりが取れないと、ずっと気になるとYouTubeで言っていたのを見て入れました。
使ったことはありません。
でも、これは軽いです。
歯に何かが詰まったまま歩くのは、たしかに気になりそうです。
特に長い山行やテント泊なら、地味に嫌だと思います。
使うかどうかは分かりません。
でも、軽くて小さいので、残してもいいかなと思っています。
こういうものは、救急セットというより快適装備に近いです。
ただ、山では小さな不快が意外と気になります。
その意味では、完全に無駄とも言い切れません。
ライター、パラコード、ダクトテープ、修理セットは修理・予備枠
ライターも入れています。
フリントロック式のものです。
念のためです。
自分ではほとんど使ったことがありません。
ただ、一度だけ、雪の中でテントを張ったときに、お隣さんがガスバーナーに火をつけられなくて、ライターを貸したことがあります。
そのときは、入れておいてよかったと思いました。
パラコードは10m入れています。
これも念のためです。
使ったことはありません。
何かを固定する。
補修する。
干す。
結ぶ。
ツェルトや装備の一部に使う。
使い道はいろいろありそうですが、まだ出番はありません。
ダクトテープも入れています。
何かの修理用です。
これも使ったことはありません。
マットの修理セットも入っています。
これもまだ使っていません。
このあたりは、怪我の処置ではなく装備の修理用です。
体の救急と、装備の修理が同じポーチに入っている状態です。
便利ではあります。
でも、いざ怪我をしたときにポーチの中がごちゃごちゃしていると困ります。
修理系は、別の小袋に分けてもいいかもしれません。
太田胃散、綿棒、芍薬甘草湯、求心は外してもよさそう
今回見直して、外してもいいかなと思ったものもあります。
太田胃散。
綿棒。
芍薬甘草湯。
求心。
太田胃散は、お腹がしんどいとき用に入れていました。
でも、使ったことはありません。
綿棒も、何かのとき用に入れていました。
でも、これも使ったことがありません。
使う場面もあまり思いつきません。
芍薬甘草湯は、足がつったとき用です。
ただ、足がつっても、薬を出すのが面倒で、我慢して歩いているうちに治ることが多いです。
それなら、今の自分には合っていないのかもしれません。
求心は、高山の症状に効くらしいという話を聞いて入れていました。
でも、実際に使ったことはありません。
そもそも信憑性もよく分かりません。
こういう「何となく入れているもの」は、救急セットを見直すときに一度外してもよさそうです。
もちろん、外したあとで必要だと感じたら戻せばいい。
救急セットは、一度決めたら終わりではなく、山行や自分の体に合わせて変えていくものだと思います。
残したいものもはっきりした
逆に、残したいものもはっきりしました。
テーピング用テープ。
防水傷パット。
ハサミ。
滅菌ガーゼ。
経口補水パウダー。
予備コンタクト。
カロナール。
ケアセモ。
Protect J1。
ムヒアルファEX。
日焼け止め。
ライター。
このあたりは、自分の山では意味があります。
実際に使っているもの。
使う場面がはっきり想像できるもの。
必要になったら代わりがききにくいもの。
そういうものは、多少かさばっても残したいです。
救急セットは、誰かの正解をそのまま真似するものではないのかもしれません。
自分の体。
自分の山行スタイル。
よく起きる不調。
過去に困ったこと。
それに合わせて中身が変わっていくものだと思います。
自分の場合は、股ズレ対策とコンタクト予備がかなり大事です。
これは、一般的な救急セットのリストだけ見ていても出てこないかもしれません。
でも、自分には必要です。
分けるなら、三つに分けたい
見直すなら、三つに分けるのが良さそうです。
一つ目は、本当の救急セット。
テーピング用テープ。
防水傷パット。
滅菌ガーゼ。
ハサミ。
カロナール。
ムヒアルファEX。
ケアセモ。
Protect J1。
予備コンタクト。
経口補水パウダー。
これは、人がいるところまで動くためのものです。
二つ目は、生活・ケア用品。
石鹸。
化粧水。
歯ブラシ。
日焼け止め。
糸楊枝。
これは下山後や泊まりで使うものです。
三つ目は、修理・予備用品。
ライター。
パラコード。
ダクトテープ。
マット修理セット。
これは体ではなく、装備や行動を支えるものです。
全部を完全に分ける必要はないかもしれません。
でも、自分の中で分類しておくだけでも、かなり見直しやすくなります。
まとめ:救急セットは、自分の山で困ったことの寄せ集めだった
救急セットを見直してみると、思ったより自分らしい中身になっていました。
テーピング用テープは、捻挫しても何とか歩けるようにするため。
防水傷パットは、靴擦れや水ぶくれに使うため。
滅菌ガーゼは、出血したときのため。
経口補水パウダーは、脱水気味になったときのため。
予備コンタクトは、見えなくなる不安を減らすため。
ケアセモとProtect J1は、毎回のように出る股ズレ対策。
カロナールは、痛みが出たときのため。
ライターは、雪のテント場で貸した記憶が残っているから。
こうして見ると、ただの救急セットではありません。
自分が山で困ったこと。
不安に思っていること。
過去に役に立ったこと。
まだ少し迷っているもの。
そういうものが、そのままポーチに入っていました。
救急セットは、使わないのが一番いい装備です。
でも、使うかもしれない場面を考えると、適当に持つものでもありません。
今の自分の救急セットは、「怪我を治すため」というより、「何とか人がいるところまで動くため」のものです。
その目的に合っているものは残す。
使う場面が曖昧なものは外してみる。
出血や脱水のように、足りないと感じたものは追加する。
下山後のケア用品や修理道具は、少し分けるか考える。
軽くするかどうかは、そのあとでいい。
まずは、自分が何を持っていて、何に備えようとしているのかを知る。
救急セットの見直しは、装備整理というより、自分の山で起こりやすいトラブルを見直す作業なのかもしれません。

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