山で着る夏の長袖って、やっぱり難しいです。
日差しは避けたい。
でも暑い。
汗はかく。
首も腕も、できれば手の甲も焼きたくない。
半袖のほうが涼しいのは分かっています。
でも、夏山の稜線を長く歩く日や、日差しを遮るものが少ないルートでは、肌を出しっぱなしにして歩くのも少し怖い。
日焼け止めを塗っていても、汗で落ちる。
タオルで拭く。
ザックのショルダーで擦れる。
気づけば、首の後ろや手の甲だけ焼けている。
そんな日があるので、パタゴニアの キャプリーン・クール・サン・フーディ を買いました。
色は Seabird Grey。
ネットでは売り切れていたので、心斎橋のパタゴニアの店舗まで行って買いました。
そこまでして買うつもりだったのか、という感じもしますが、実際に着てみるとかなり気に入っています。
ざっくりスペック(山で気にするところだけ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | メンズ・キャプリーン・クール・サン・フーディ |
| カラー | Seabird Grey – Light Seabird Grey X-Dye |
| 素材 | リサイクル・ポリエステル100% |
| 重量 | 176g |
| フィット | レギュラー・フィット |
| UV性能 | UPF40+ |
| 主な仕様 | フード、首元のボタン、サムホール、ジッパー式胸ポケット |
| 価格 | 13,750円 |
UPF40+のUVプロテクション、吸湿発散性、速乾性を備えたフーディ。
生地はリサイクル・ポリエステル100%。
重量は176g。
フード付きの長袖としては、かなり軽い部類だと思います。
買った理由は、首まわりと手の甲
もともと、キャプリーン・クール・デイリー・ロングスリーブはかなり気に入っています。
軽い。
乾きやすい。
暑い時期でも手が伸びる。
ただ、襟がないので首の後ろが少し無防備でした。
帽子をかぶっていても、太陽の向きによっては首の後ろに日差しが当たります。
腕は長袖で守れているのに、首だけ焼ける。
山では、こういう小さな隙間がけっこう気になります。
キャプリーン・クール・サン・フーディは、そこをフードで覆えます。
さらにサムホールがあるので、手の甲まで少し守れる。
日焼け止めだけに頼るのではなく、服で日差しを避ける。
そういう一枚です。
着た感じは、薄くて軽い
最初に着て思ったのは、かなり薄いな、ということでした。
フード付きの長袖なのに、重たさはほとんどありません。
生地はさらっとしていて、化繊らしい軽さがあります。
この薄さと軽さで、長袖。
さらに首まわりと手の甲まで守れる。
ロングTシャツとして見るなら、このあたりが限界に近いのかもしれません。
もちろん、涼しい魔法の服ではありません。
長袖で、首まわりも狭め。
フードもある。
夏は少し暑いです。
ただ、それでも「日差しを避けるために着る長袖」としては、かなり頑張っていると思います。
暑さを消す服ではなく、日差しの中で長袖を着続けるための服。
自分の中では、そんな立ち位置です。
Seabird Grey がかなり良かった
色は Seabird Grey にしました。
白ほど明るすぎず、黒やネイビーほど熱を持ちそうな感じもない。
山でも普段でも着やすい、ちょうどいい色です。
急な雨で、絞れるくらい濡れたことがありました。
かなり濡れたのに、透け感はありませんでした。
見た目にも、いかにも濡れています、という感じがあまり出なかったです。
これは少し驚きました。
薄い生地で明るめの色だと、濡れたときの透けや濡れ跡が気になります。
でも、この色はそこがかなり扱いやすい。
汗や雨の見た目が気になりにくいのは、山では地味に助かります。
濡れても、1時間ほどで気にならなくなった
雨で絞れるくらい濡れたあと、そのまま1時間ほど着ていました。
すると、いつの間にか乾いていて、ほとんど気にならなくなっていました。
速乾ってすげえ。
これは本当にそう思いました。
日差し対策のために買ったウェアですが、実際に着てみると、この乾きの早さもかなり印象に残りました。
汗をかく。
雨に濡れる。
でも、着たまま動いているうちに乾いていく。
山ではこの安心感が大きいです。
もちろん、レインウェア代わりになるわけではありません。
雨を受け続けるなら、ちゃんとレインウェアを着たほうがいい。
でも、少し濡れたくらいなら、そのあとの行動で不快感を引きずりにくい。
この「濡れても戻ってくる感じ」は、化繊の強さだと思います。
サムホールは便利。でも腕時計は少し見にくい
サムホールが付いている分、袖は少し長めです。
ただ、袖の直径が小さめなので、余った袖がだらんと邪魔になる感じはあまりありません。
このあたりはかなり良いです。
手の甲まで覆えるので、トレッキングポールを持つ日には安心感があります。
手の甲って、気づくと焼けています。
グローブをするほどではない。
でも、焼けるのは嫌。
そんな日に、サムホールはちゃんと効きそうです。
ただし、腕時計は少し見にくくなります。
袖が時計にかぶるので、時間や心拍を見たいときは少し袖をずらす必要があります。
大きな不満ではないです。
でも、山でこまめに時計を見る人は、少し気になると思います。
首まわりは守れるけど、暑さも少しある
首まわりは狭めです。
これは日差し対策としては良いところです。
フードをかぶらなくても、首元に日差しが入りにくい。
ただ、暑い日はそのぶん熱がこもる感じもあります。
真夏の低山。
湿度の高い樹林帯。
風のない登り。
そういう日は、少し暑いと思います。
この服がいちばん気持ちよく使えそうなのは、低山の蒸し暑い森というより、森林限界を越えた稜線や、日差しを遮るものが少ない夏山です。
日差しは強い。
でも風はある。
汗はかくけど、乾いてくれる。
そういう日に合いそうです。
胸ポケットのベンチレーションは、小さい
胸にはジッパー式のポケットがあります。
リップクリームや小さい日焼け止め、鍵くらいなら入ります。
内側はメッシュっぽくなっていて、ファスナーを開けると少しだけ空気が抜けます。
でも、これは正直おまけ程度です。
ないよりはいい。
でも、胸元を大きく開けるような涼しさではありません。
ここは少し残念でした。
少し重くなってもいいので、ハーフジップを付けてほしかったです。
全部脱ぐほどではない。
でも、少し暑い。
首元から熱を逃がしたい。
山では、そういう場面がかなり多いです。
胸ポケットの小さなベンチレーションより、胸元をガバっと開けられるほうが、自分の使い方には合っていたと思います。
においは、まだ分からない
においについては、まだ判断できません。
まだ何日も洗濯なしで着ていないので、連泊でどうなるかはこれからです。
素材はポリエステルなので、メリノのような防臭を期待するものではないと思っています。
ただ、薄くて乾きやすいので、途中で軽く洗って乾かす使い方はしやすそうです。
汗をかく。
乾かす。
また着る。
この扱いやすさは、化繊の良さです。
でも、数日続けて着たときのにおいは、ちゃんと使ってから書きたいところです。
今の段階では、かなり気に入っている。
でも、連泊でのにおいはまだ分からない。
そこは正直に置いておきます。
キャプリーン・クール・デイリーとは、少し役割が違う
キャプリーン・クール・デイリーは、もっと気軽なロンTです。
軽い。
シンプル。
山でも普段でも使いやすい。
暑い時期に「とりあえずこれでいいか」と手が伸びる感じがあります。
一方で、キャプリーン・クール・サン・フーディは、もう少し目的がはっきりしています。
日差しを避けたい。
首を守りたい。
手の甲も焼きたくない。
長時間、日差しの下を歩く。
そういう日に選ぶ服です。
涼しさだけなら、キャプリーン・クール・デイリーのほうが気楽だと思います。
でも、日差し対策まで含めると、キャプリーン・クール・サン・フーディの安心感はかなりあります。
どちらが上というより、使う日が違う感じです。
どんな山行に持っていくか
自分なら、夏の高山に持っていきます。
北アルプスの稜線。
森林限界を越えてからが長い日。
日差しを遮るものが少ない縦走。
トレッキングポールを持って、手の甲がずっと日に当たるようなルート。
たとえば、針ノ木岳から船窪方面へ抜けるような稜線歩き。
そういう日にはかなり合いそうです。
逆に、真夏の低山や、湿度の高い樹林帯だけを歩く日は少し迷います。
日差しより暑さが勝つ日は、フードなしのキャプリーン・クール・デイリーのほうが楽かもしれません。
この服は万能ではありません。
でも、日差しを避けたい日にはかなり頼れます。
正直なところ
かなり気に入っています。
Seabird Grey の色もいい。
薄くて軽い。
濡れても透けにくい。
濡れたあとも乾きが早い。
サムホールで手の甲まで覆える。
首まわりも守れる。
夏山の日差し対策として、ちゃんと意味のある一枚です。
ただ、暑くないわけではありません。
長袖で、首まわりも狭く、フードもある。
真夏は少し暑いです。
それと、ハーフジップがないのはやっぱり惜しいです。
胸ポケットのベンチレーションはあるけれど、小さい。
少し重くなってもいいから、胸元を大きく開けられる仕様だったら、かなり理想に近かったと思います。
でも、その惜しさを含めても、これはかなり好きです。
完璧ではない。
でも、使いどころがはっきりしている。
そういうギアは、結局よく使います。
まとめ
パタゴニアのキャプリーン・クール・サン・フーディは、夏山の日差しを避けたい日に使いやすい一枚です。
UPF40+。
薄くて軽い生地。
首を守るフード。
手の甲まで覆えるサムホール。
濡れても透けにくく、濡れ感も出にくい Seabird Grey。
そして、絞れるくらい濡れても、1時間ほど着ていたらほとんど気にならなくなる速乾性。
まだ連泊でのにおいは分かりません。
真夏は少し暑いです。
ハーフジップがないのも惜しい。
それでも、かなり気に入っています。
夏山の光はきれいです。
稜線に出たときの明るさや、岩に反射する白い光や、遠くまで抜ける青空。
そういうものは好きだけれど、ずっと正面から受け続ける必要はないと思います。
日焼け止めを塗る。
帽子をかぶる。
サングラスをかける。
そして、日差しを避けるための一枚を着る。
キャプリーン・クール・サン・フーディは、その選択肢としてかなり良いです。
涼しさだけを求める服ではなく、日差しの中で長袖を着続けるための服。
夏の稜線に持っていく一枚として、これから出番が増えそうです。

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